54歳女性の矯正あるある体験談
上下の前歯の歯並びをワイヤーで矯正したのと、噛み合わせのためにゴムをかけました。中学生の頃でしたが、当時はマウスピースの矯正などはなかったと思います。目立つ位置なのでとても嫌だったのを覚えています。でも、今やらないともうキレイに治らないと母にきつく言われて、しぶしぶつけてもらったのを覚えています。
両親が払ってくれたので、正確な費用は分かりませんが、かなりの額だったようです。いつも治療に付き添ってくれた母がぼやいていたのを覚えています。期間は、学校で矯正している歯を見られるのが嫌だといったら夏休みをはさんでやりましょうということになり、6月から始めました。なかなか思うように治ってくれず、夏休みを越えて結局は10月までかかって4カ月ほどやりました。
ほかにも両親が歯医者さんを調べてくれたようですが、田舎なのであまり選択肢がなかったようで、結局はいつも通っていたかかりつけの歯医者さんにお願いしました。もともと、そのお医者さんが「矯正もしたほうがいいよ」とすすめてくださっていたこともあります。すぐ近所なので、通いやすいというのも良かったです。両親が「ここで直してもらった歯は何年たっても痛くならないのでいい」と信用していたし、同級生たちもよく通っていた医院です。たしかに腕はよかったようですが、今と違ってすぐに麻酔をしてくれることはなく、子どもでも痛いとアピールしないと麻酔してくれない先生でした。なので自分としてはとっても怖かったです。_x000D_
その歯医者さんには高校生になるまで通い、虫歯の治療もしていただきました。やっぱり痛かったですが、20年たっても治療して詰めてもらった部分はびくともしなかったので、名医だったのだなと遅ればせながら感謝しています。
治療中は、子どもだったこともあり、なんでもかんでも痛いと思っていました。とにかく痛みに気持ちが集中しないように、別のことを考えようとしましたが、どうしても怖い怖いと考えるのをやめられませんでした。隣の人の治療の音まで怖かったです。なんとか逃げたいと思っていました。_x000D_
一番辛かったのは、甘いものを食べるのを制限されたことです。中学生になってお小遣いが増えたのに、甘いものの買い食いができなくなってしまいました。しかも6月から始めたので、夏休み期間中ずっと我慢しなくてはいけませんでした。特に大好きなソフトキャラメルがだめで、ワイヤーに引っかかるとか充分に歯磨きができないから虫歯になってしまうとか、よく母に叱られました。我慢できずにこっそりキャラメルを食べて、ワイヤーにべったりくっついて焦ったこともあります。_x000D_
たこ焼きを食べに行った時は、青のりがものすごく前歯にくっついてしまいました。歯ブラシをもっていかなかったのですぐに磨くことができず、とてもみっともなかったです。いっしょに行った友達は気を遣ってくれましたが、帰りの電車の中ではずっと口をきかずに下を向いてばかりいました。_x000D_
以外と困ったのは細い繊維のある野菜がひっかかることです。私は絹さやのスジとか、カボチャのワタの繊維とか、小松菜などがワイヤーにひっかかったことがあります。家で夕食の後歯を磨こうと鏡の前に立ったら、びっくりするくらい大きな小松菜のかけらが前歯にくっついていました。ワイヤーと歯ぐきの間に潜り込んでいて、妹から大笑いされました。
矯正して良かったのは、もちろん歯並びがきれいになったことです。自分のためとは分かっていてもワイヤーとゴムをつけて毎日過ごすのがとても嫌だったので、やっと外せる日が決まった時は嬉しくてドキドキしました。記念にと言って、ワイヤーをつけた歯を妹に写真に撮ってもらったのを覚えています。_x000D_
めったにほめてくれないお医者さんが「よくがんばったね」言ってくれて、看護師さんが鏡でしっかりと歯を見せてくれました。とにかく開放感でいっぱいで、家にスキップで帰りたかったくらいです。矯正が終わってすぐももちろん嬉しかったですが、そのあとずっと鏡を見るたびに口をあけ、歯を見てはにこにこする変な子でした。急に口の中の環境が変わったせいなのか、しばらくは違和感がありました。それも矯正が終わったおかげだと喜んでしまいました。_x000D_
その後はキャラメルもたこ焼きも思う存分食べました。歯がきちんと並んでいるのがこんなにありがたいのだとしみじみ感謝したのを覚えています。また、きちんと歯の手入れをする習慣がついたのも良かったです。_x000D_
矯正している間の写真は口をむっつり閉じているのが多いですが、終わってからは大きな口を開いて笑っている写真が増えました。卒業式に友達と校門で撮った写真も大きな口で笑って撮れたので、矯正して良かったなと思いました。
私は中学生の時に矯正しましたが、出来るのであればお医者さんと相談して早めに始めた方がいいと思います。早く始めれば早く終わります。また、ワイヤーを付けた歯を人に見られるのが嫌だったので夏休みを入れましたが、これは失敗だったなと思います。夏休みは友達と出かける機会も多いし、写真を撮ることも増えます。他の人は気にしなくても本人は矯正している歯が気になって思い切り笑えないこともあるので、普段通りの生活ができる学校のある期間のほうが気持ちが楽だと思います。_x000D_
私は自分でやりたくないと言っているうちに中学生になってしまったので、必要があるなら親子で相談してさっさと始めた方がいいです。_x000D_
矯正している間は、学校に行くにも短時間のお出かけでも歯ブラシと歯間ブラシはいつでも持ち歩くべきです。意外なものが歯にくっついてとれないことがよくあるからです。